『 花桃と医学部 』
撮影: 大西勝憲(54期)
ハイマツ雄花

 大学卒業後 30 年が経過したが、母校を訪れるといつも学生時代とその後の研修時代にタイムスリップしてしまう。 6 年間の学生時代と 10 年あまりの北大での診療と研究生活を送っていたときに、いくつかのほろ苦い経験があった。しかし懐かしい母校の建物や庭の花木そして緑濃い芝生は、それらの思い出さえ優しく癒してくれるから不思議である。

 4 月 27 日の日曜日、同窓会新聞の第一面を飾る写真を撮影するため、再度母校を訪れた。曇りのち雨の天気予報に、はらはらしながらの撮影ではあったが、ときどき雲間から除く太陽光線に助けられ、 70 枚ほどの写真を夢中になった撮った。各期の同窓生が母校に寄贈した花木も随分と大きくなったものである。写真を撮り終わった後、満開の花桃とハクモクレンを観ながら、これから競うように咲くであろうサツキ、ムクゲなどの見事な花々を想像しながら、しばし母校の校庭で楽しい時間を過ごすことができた。

大西勝憲(54期)

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