フラテ会館にレリーフが付く
撮影:寺沢 浩一(54期)
「冬の中央ローン」

昨年7月9日に竣工したフラテ会館の正面玄関の2階の三角破風に、5月9日、レリーフが取り付けられた。関東大震災の2日前の大正12年8月30日に竣工された旧本館にあったレリーフの形を活かすこと、エンレイソウを入れることを方針としてデザインがなされた。中央にスクロールを描いた逆卵型のメダイヨンを置き、両脇にはアカンサスの葉が伸び広がっている。その中に八分咲きのエンレイソウの花があしらえられている。レリーフの大きさはやや控え目に作られた。噴水のあたりから見上げると私にはとても美しく感じる。