副会長就任のご挨拶
同窓会副会長

橋 本 紘 治(47期)
 

 本年4月の役員改選で、新たに会長に選出された西信三先生(42期)から、副会長のご指名を受けました。身に余る重責ですが、会長の補佐役としてしっかり務めたいと思っています。

 私が最初に同窓会の仕事に関わったのは昭和51年に編集委員に任命されたのが始まりです。その年、同窓会副理事長に就任された都留美都雄先生(19期・脳神経外科学教授)は編集委員長を兼務され、同窓会出版物の刷新を計画されました。都留先生最初の新聞、昭和52年1月発行の第36号から、題字を当時の理事長山崎武夫先生(14期)の毛筆で横書きにし、第1面に大きな写真を掲載する形式や、全国各地の同窓会員の情報記事や文芸欄などを新設されました。翌々年から北大医学部創立60周年記念出版「写真集・医学部六十年の歩み」の出版委員会に同窓会編集委員全員が参加しました。480頁の大写真集の編集に3年以上かかり、編集会議が夜遅くまで行われたことが思い出されます。

 私は当時耳鼻咽喉科医局に在籍していましたが、昭和55年に札幌市内で開業し現在に至っています。開業後も編集委員の留任が続き34年になります。新聞や同窓会誌の編集を通して、外では得られない知識や情報により私自身が育まれて来たようにも感じています。平成8年から会則が改訂され、同窓会理事長の名称が同窓会長と変更、この年から私も理事に任ぜられ同窓会運営にも携わることになりました。

 平成10年5月号の新聞は創刊以来100号になりました。当時の編集委員長寺沢浩一先生(54期)のご努力で、全頁をカラー印刷12頁建ての特集号として発行され、更に全100号をまとめた縮刷版が出版されました。この縮刷版は、まさに北大医学部の歴史、人事や施設の変遷が詳細に記録された貴重な資料にもなっています。平成14年から本年3月まで8年間、編集委員長の大任を負いましたが、優れた編集委員の協力を得て、新聞記事の横書き化や会誌の美術作品全カラー化など、出版物の刷新や会員名簿のデータ管理の改善等に取り組みました。編集委員を長期間経験したことにより、同窓会の存在や発展は、全ての会員の発芽のルーツを守るような重要なことであると感じています。今期からは副会長として微力を傾注し、大過なく任期を全う出来ればと念じております。

 
<<<戻る

 
Copyrught(c) Hokkaido University Medical School Alumni Association.