会長就任のご挨拶
同窓会会長

西 信三(42期)
 

 4月22日に開かれた評議員会において理事が選出され、理事の互選により同窓会会長に選任されました。任期は4月1日より2年間であります。微力ではありますが齊籐和雄前会長をはじめ同窓会会員の皆様のご指導・ご鞭撻・ご協力を頂きながらその任務を果たしてゆく所存でおります。

 歴代の同窓会長、役員並びに会員の方々が、北大医学部・医学部同窓会のより大きな発展を願い、ご努力とご苦労を重ねて来られた事を思いますと私は我身の非才を痛感し挫けそうになりますが、先人達の熱い思いを無に帰すること無く、与えられた任務を無事果たし、次世代の方々に引き渡せます様切に願っているところです。

 北大医学部は90年という長い歩みの中、幾度となく、その時々の厳しい社会情勢や社会的軋轢などの逆風に晒されながらも、医学部に所属する方達が、各々属する場で不屈の精神と知性をもって職務に励み、理想とする医療や研究に邁進し現在に至っております。

 その様な過程において、北大医学部と北大医学部同窓会とは常に一体であり、車の両輪の様な関係であったと考えております。両者の関係を良好に保ち、そこから生ずる力が北大医学部をより大きな発展に導いてゆくものと考えます。同窓会は、理想に燃える卒業生の方々を毎年お迎えします。その皆さんが医師として又は医学者として社会で高い評価を受けて活躍できる様に同窓会が少しでもお役に立てればと願っているところです。

 国立大学の法人化より6年が経過しようとしている北大医学部ですが、現在「90周年記念事業」の完成を目指して奮闘しているところであります。昨今の社会の動向を見る時、国の助成・補助が年々削減されている中、母校が目指す理念の具体化には同窓会員である私達の協力が求められていると強く感じます。同窓会の役目として会員相互の親睦を図ることは勿論ですが、母校の学術振興のため同窓会会員が一丸となり一つの目的に向かう要となる事も必要であると思います。

 今後、会員の皆様に種々ご支援をお願いすることもあろうかと思いますが、母校の発展のため、ご理解とご支援ならびに忌憚のないご意見を頂ければ幸いです。

皆様の益々のご健康とご活躍を心より願いご挨拶とさせて頂きます。

 
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