齋藤 和雄
  医学部会館・フラテ建設募金 −今年が山場

医学研究科長・医学部長
本間 研一(47期)

 

 

 昨年8月、北海道大学医学部は、医学部創立90周年記念事業として、医学部会館・フラテの建設に向けて募金活動を開始しました。本年4月には、募金活動も今年が山場であるとの認識から、医学部内に「90周年記念事業推進室」を設置し、専任職員3名を配して事業活動を強化するとともに、5月からは、廣重力後援会長や事業担当教授らによる企業訪問・寄附依頼を行っています。そのために、医学部会館が将来、北大医学部の様々な活動の拠点として、北海道のみならず日本の医学医療に貢献することをうたった募金パンフレットを新たに作成しました。また、教授会を中心とした現職教員の寄附率を上げるべく、分割払いや給与引き制度を導入し、さらにご寄附頂いた同窓生への本紙上での謝意表明や高額寄付者に対する感謝状の贈呈なども行う予定です。しかし、この8月までの募金総額は目標の15%ほどに止まっており、本年度中に目標額の70%に達しなければ2009年度の会館竣工が危うくなります。同窓生諸先生の一層のご協力を切にお願いする次第であります。90周年記念事業は、単に医学部会館を建設することだけにあるのではなく、北大医学部と同窓生との交流を促進し、年代を超えた意見交換の中から新しい北大医学部を創造していく契機になると考えています。その目的で、本年9月22日(土)、「北大フラテ祭2007」を開催することにしました(本紙記事)。また、北大同窓会ではフラテ支部設立運動を開始したと聞いており、医学部学友会は設立された支部にフラテ旗を贈呈することを考えています。

  昨年来、北大医学部では、「未来創薬医療イノベーション拠点形成」や「オール北海道橋渡し研究拠点形成」(本紙記事)などの大型研究プロジェクトが開始され、またこの7月には、国立大学では初めての資金調達法による研究棟の耐震改修工事が終了し、ここに設置した「連携研究センター」が本格的な活動を開始しています。医学部会館・フラテには、これらの諸活動を推進する司令塔としての役割も期待されています。
北大医学部を、北海道はもちろん日本や世界における医学医療の拠点として発展させることが、ご寄附を頂いた同窓生諸先生や企業の皆様に対する責務と考えておりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 
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