齋藤 和雄
 医学研究科長・医学部長 再任挨拶
医学研究科長・医学部長
本間 研一(47期)
 

 平成 17 年 4 月から 2 年間、医学研究科長・医学部長を務めて参りましたが、この度再任され、引き続き同職に就くことになりました。よろしくお願い申し上げます。

 この間、医学研究科・医学部は、法人化国立大学における運営基盤の設計・整備に多くのエネルギーを費やしましたが、その結果、医学研究科の再編、連携研究センター「フラテ」の設置、東北研究棟の自力改修、教員組織の再編成、教授会などの管理運営体制の簡素化、医学部創立90周年記念事業への着手などを実現することができました。次の 2 年は、これらの諸改革を実質化していきたいと考えています。具体的には、大学院教育の実質化、学位審査制度の改定、後期臨床研修と連動した大学院教育の検討、学部教育カリキュラム・入学者選抜方法の再検討、国立大学法人中期目標・中期計画の達成度評価への取り組み、平成 20 年度グローバル COE への申請、事務職員や技術職員の定員削減・統合への対応、医学部創立 90 周年記念事業の本格化、医学研究科付属動物実験施設や図書館の再開発、健康増進センター構想の推進、 TR 拠点形成や大学院教育における道内3医育大学の連携促進などです。特に、同窓会の諸先生には、医学部創立90周年記念事業の着手では大変お世話になり、また、これからもお世話になると思います。事業の本格化に向けて、医学研究科・医学部では、研究科長室の隣に「90周年記念事業推進室」を設置し、室員 4 名の体制で事業のいっそうの推進を図るとともに、記念事業実行委員会のメンバーを全国のフラテ会に派遣し、キャンペーン運動を展開する予定でおります。各フラテ会の代表の先生には、近々、推進室から連絡が行くと思いますので、その節にはひとつよろしくお願い致します。

 北海道大学医学研究科・医学部は世界レベルの大学を目指しておりますが、現在問題になっている北海道医療における地域格差、診療科格差にも決して無関心ではありません。昨年から、道内の3医育大学(北大医、旭川医科大学、札幌医科大学)が連携して、新しい卒後医師研修制度の検討を行っておりますが、そのなかで北海道医療の問題解決に少しでもお役にたてばと思っております。

 最後になりましたが、同窓会の先生方のご健勝と益々のご発展を祈念して、私の再任のご挨拶を結びたいと思います。

 
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