齋藤 和雄
  会長再任のご挨拶
同窓会会長
齋藤 和雄(35期)
 

 平成18年4月26日に開催された同窓会評議員会および新理事会において会長に再任されました。先ずは、ここに改めて会員諸賢のご指導とご鞭撻を心からお願い申し上げます。

 さて、母校では、2009年に創立90周年を迎えるのに合わせて、フラテ会館の建設を希望するなど、種々計画を練っている大事な時に会長に選出されたことは、大変光栄に存じますと共に、責任の重大さをひしひしと感じる次第です。独立大学法人として歩み始めた母校が創立90周年をきっかけに、より充実発展するための基盤整備を行うことは極めて重要なことであり、他の機関総合大学として比較しても北大医学部の現状を考えれば必須のことと思われます。そして、心から願う母校の充実発展は同窓生にとっても大変意義深いことであり、是非実現に漕ぎ着けたいと考える次第です。丁度5年前、同窓会の年会費を3千円から5千円に値上げするときに種々議論はありましたが、値上げのお陰で同窓会の会計に少し余裕が出来、毎年フラテ研究奨励賞を同窓の若手研究者4名に差し上げることが出来るようになりました。受賞者に贈呈された楯と副賞は若手研究者の励みになり、同窓会に対する感謝の気持ちと研究に弾みが付き、同窓生一人一人のご厚志が伝わっているように思われます。その他例年、学友会活動に応分の助成を行っていますが、創立90周年には、6千名を超える同窓生一人一人の気持ちが集積したもっと大きな事業が実現できればこの上ない喜びです。しかし、これを実現するためには、同窓生の絆をもっと強めるためにも地方ごとの同窓会組織を正式に立ち上げ、同窓生どうしの連絡を密にする必要があると考えられます。すなわち、道内各地区(札幌、石狩、空知、後志、函館渡島檜山、胆振日高、帯広十勝、北見網走、釧路根室、旭川上川留萌宗谷)フラテ会、東北、関東、甲信越、東京、神奈川、中部、北陸、関西、中国四国、九州、沖縄の各地方フラテ会並びに海外フラテ会を正式に立ち上げるのは如何でしょうか。そして、クラーク精神の基に培われた北大医学部の立派な学風を認識しつつ、活動する同窓会集団の構築に繋げるのは如何でしょうか。

 終わりに、あと10年余りで100年の歴史を刻む母校と母校の同窓会が一丸となって今後のさらなる発展のための確固たる基盤作りにご協力することを心からお願い申し上げ、再任のご挨拶と致します。

 
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