齋藤 和雄
 会長再任のご挨拶
同窓会会長
齋藤 和雄(35期)
 

  立夏の候、会員諸賢におかれましては愈々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
  さて、去る4月27日に開催されました同窓会評議員会において計らずも会長に再任され、その責任の重さを感じております。早速、役員として副会長には引き続き長瀬清先生(北海道医師会副会長)と新たに現在医学部教務副主任を務めております小山司教授(精神医学)にお願い致しました。ご多忙の中長年にわたって副会長を務めて下さった西信三医学部長に心からお礼を申し上げます。議長と副議長は、松本脩三先生と桜田教夫先生が、監事は、佐野文男先生と吉田彰先生が前期と同様に務めて下さることとなりました。理事としては小山司教授のかわりに野々村克也教授(腎泌尿器外科学)が加わり、会長および副会長を除く10名の理事は9名が留任と言うことで決定致しました。役員各位には種々ご苦労をお掛けすることとなります。会員諸賢には同窓会ならびに我々役員にたいして何卒宜しくご支援とご鞭撻をお願い申し上げます。
  前期の2年間はあっという間に過ぎ去った感じで一杯でした。改めてここに会長の重責を何とか務めることが出来たのは、役員および会員諸賢のご支援によるものであり、先ずはここに衷心よりお礼を申し上げます。長い歴史と伝統のある医学部同窓会のこれまでの活動の意味とこれからの活動に何が期待されるのか、また同時に、会員諸賢が同窓会に何を望んでいるのかを良く考えて活動しなければならないと考えております。現在、会員数は6,199名(4月27日現在)です。しかし、1期生から4期生までは全員他界され、5期から13期までは誠に残念ながら20名余りとなっています。年3回発行される同窓会新聞と隔年発行される同窓会誌は、大学医学部の近況および会員各位の動向を伝える重要な刊行物でありますが、それらの情報がいつも十分とは決して言えません。そこで、国内外でご活躍の会員諸賢から積極的な情報提供をお願いする次第です。このことは同窓会活動の活性化に繋がるものと思います。
  本年3月22日に開催された昨年度の同窓会総会では、田邊達三前会長の時から懸案となっていた同窓の若手研究者に対する研究助成を実行することができました。受賞の栄誉を得た4名の若手研究者の歓びは一入で、会員各位のご芳志に応え、今後の研究の発展に繋げるものと心から強く期待する次第です。
  また、3月中旬に19期の今村昌耕先生(結核予防会澁谷名誉診療所長)からご示唆を頂戴して、4月23日に9期の小竹英夫先生(94歳)の「北海道医学教育史攷」出版記念祝賀会を同窓会主催ではありませんでしたが、その気持ちで行いましたところ、同窓の先輩諸先生が多数お集まり下さり、大変和やかで楽しい会を催すことができました。同窓会活動の1つとしてこのような企画もあって良いのではないかと思う次第です。
  本年4月12日に北海道大学連合同窓会の設立総会が行われました。新しく独立行政法人となった北海道大学の今後が問われ、我が北大医学部も同様であります。同窓会の果たす役割は益々重要になると言わざるを得ません。大学のこのような事情を良く理解し、親睦を図りながら同窓会活動を進めて参りたいと思いますので何卒宜しくご協力およびご鞭撻をお願い申し上げ、再任のご挨拶と致します。

 
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